ボルシアMGの日本代表DF板倉滉(28)が14日、京都市の清水寺で体験型イベント及びトークショーを行い、子供たちやファンと交流した。47都道府県を周りながら、子供向けの活動や地域活性化などを行う「KCP」(Ko creation project)の一環として、世界遺産の清水寺ではアスリートとして初となるイベントを実施し、子供たちとのワークショップなどを開催した。

 「初めてです」と言う着物姿で登場した板倉は、子供たちとのワークショップでは「壁の乗り越え方」をテーマに交流。自身も中学生のころ、試合に出ることができずにサッカーから離れようと考えた時期があったことも明かし「その時は(壁と)向き合うことができなかった。ただ一番はサッカー選手になりたい、というところはぶれなかった」と当時を振り返った。

 6月の代表戦2試合にはシーズンの疲労も考慮されて招集外となったが、約1年後に迫る北中米W杯に向け「全てにおいてクオリティー、フィジカルを上げられるところまで上げないと。それを試合に出ながらやる難しさはありますけど、W杯があるのでフォーカスしていく」と語った。

 また今オフにはボルシアMGから移籍の可能性も浮上。ブンデスリーガで今季3位となり、来季は欧州CLに出場するフランクフルトへの移籍などがうわさされている。板倉は移籍の可能性について「色々な情報は出ていますけど、どこであろうとまず自チームで目の前の試合、相手に負けないところを考えてやりたい。試合に出る大事さはわかっているけど、どのチームに行っても競争はある。(ボルシアMGに)残っても(ポジションが)確約されているわけじゃない。自分次第かなと。僕は(チームが)どういうサッカーをするのか、ということはそこまであまり気にしない。

もちろん(欧州CLに)出たいという気持ちは、選手としては持っていますけど」と自身の考えを明かした。

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