宝塚記念・G1(6月15日、阪神・芝2200メートル、稍重)は17頭立てで争われ、7番人気で武豊騎手騎乗のメイショウタバル(牡4歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)が逃げ切り、G1初制覇を飾った。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏(アンカツ)が15日のレース直後に自身のX(旧ツイッター)でレース分析を投稿した。
優勝したのは見事にマイペースで逃げ切ったメイショウタバル。安藤氏は「馬場とラップが完全にかみ合った。折り合えばスタミナはある馬やからね。もともと阪神コースは得意やし、スタートからゴールまで人馬一体でレースを支配した。海外遠征もガス抜きのクッションになったのかな」と指摘。大阪杯からG1連覇を狙ったベラジオオペラに関しては「負かしに動いての2着。あれで突き放されたら仕方ない」と見解を示している。
10番人気で3着に食い込んだのがジャスティンパレスで「欲なく追ってきた分の3着。地味な印象やけどディーはなかなかの仕事人」と鞍上の手腕を称賛。11番人気ながら4着に好走したショウナンラプンタについては「手応え良くて色気持ちすぎたかもしれない。堅実ながら歯痒いところあるけど、幸でもう一回見てみたい」と振り返った。11着に敗れたレガレイラは「人気になってて位置を取ったからね。