◆第66回宝塚記念・G1(6月15日、阪神・芝2200メートル、稍重)

 春のグランプリは17頭立てで争われ、1番人気でファン投票1位のベラジオオペラ(牡5歳、栗東・上村洋行厩舎、父ロードカナロア)は、好位からレースを進めるも、逃げた勝ち馬をとらえられず2着に敗れた。

 横山和生騎手とのコンビで連覇した前走の大阪杯に続くG1・3勝目はならず。

3着に敗れた昨年の宝塚記念は京都開催で、これまで阪神では22年の新馬戦、23年のチャレンジC、連覇した大阪杯と4戦4勝だったが、初黒星となった。

 勝ったのは武豊騎手騎乗で7番人気のメイショウタバル(牡4歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)。勝ち時計は2分11秒1。

 3着は10番人気のジャスティンパレス(マイケル・ディー騎手)だった。

 横山和生騎手(ベラジオオペラ=2着)「悔しいね。スタートの1歩目が、いつもならビュッといけるところが鈍かった。調教で早く止まったところといい、もしかしたら夏負けの兆候があったのかもしれない。タバルを早めにつかまえようと動かしていったけど、こちらが止まったというよりも、向こうがもうひとつ伸びた印象。2200メートルはだめではないけど、守備範囲からは外れるのかな。内容のいい競馬をしてくれたし、よく頑張ってくれた」

 上村調教師(ベラジオオペラ=2着)「タバルにうまく逃げられたね。はやくつかまえにいかざるを得ない展開になった。力は出しているけれど、相手が楽をしすぎた。

そういう(夏負けの)兆候も出てきているのかな。でも2着まできているから」

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