大相撲の幕内・安青錦(安治川)が16日、東京・江東区の部屋で、名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)へ向けて稽古を行った。部屋の幕下以下の力士たちともに四股、すり足、腕立てなどの基礎に時間を割き、最後はぶつかり稽古を行った。

 新入幕だった3月の春場所、夏場所ともに11勝を挙げて、2場所連続で敢闘賞を獲得。名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)では幕内上位の番付が濃厚で、自身初の上位総当たりが予想される。先場所の三役以上との対戦では3戦3敗と、上位陣の壁に跳ね返されたが、「勝てなかったことは悔しいが、全てが勉強になった。(上位との対戦は)自分の相撲がどれくらい通用するのかという感じで、いつも楽しみ。(来場所は相手も)同じ番付くらいになってくるので、挑戦よりは勝ちたい方が強い」と、リベンジに燃えている。

 また自身初の横綱戦が組まれる可能性もあり「結びの可能性もあると思うので、とても楽しみ。(結びは)昔から映像でも見ていて、3月場所の千秋楽では土俵の下で結びを見ていた。ここでやってみたいなと思って座っていた」と語った。

 名古屋場所では「変わらずに。いつも2ケタ以上を目指している」と目標を口にし、残り3場所で折り返した2025年の後半に向けては「早いですね(笑) あと3場所あって、チャンスはあると思うので、三役に上がれるように頑張りたい」と、年内の三役昇進を誓った。(大西 健太)

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