新日本プロレス「DOMINION 6・15 in OSAKA―JO HALL」(15日、大阪城ホール)観衆6525
新日本プロレスは15日、大阪城ホールで「DOMINION 6・15 in OSAKA―JO HALL」を開催した。
NEVER無差別級王者KONOSUKE TAKESHITAがボルチン・オレッグと7度目の防衛戦を行った。
2・11エディオンアリーナ大阪でもTAKESHITAに挑戦し敗れたボルチンは、雪辱を期しパワーで猛攻を仕掛ける。王者もダイナミックな攻撃で反撃する白熱の攻防は、TAKESHITAのジャンピングニーをキャッチし、肩に担ぎ上げたボルチンが一気にカミカゼを炸裂し劇的な勝利を飾った。
シングル王座初奪取となったボルチンは「このベルト、ずっとシングルベルト欲しかったんですけど、本当に簡単にとれないし、本当にベルトとるために頑張らなきゃいけない、もっともっと頑張らなきゃいけないという気持ちが伝わったですね」とかみしめた。
さらに「TAKESHITAは本当に怪物ですね。もうアスリート同士でプロレスラー同士でも、本当に自分の中でTAKESHITAはプロレスのオリンピックチャンピオンのイメージだから」と称賛した。
そして「このベルトを持ってここからスタートですね。ここでストップじゃないです。ここから大きなモチベーションを持って、もっともっと強いプロレスラー……強いだけじゃなくて、怪物なだけのプロレスラーじゃなくて、上手いプロレスラーになりたいと思いますね。これからもっと頑張ります。今日は本当にありがとうございました」と誓った。
さらに初防衛戦を「永田さんとやりたいですね」と6・29愛知県体育館大会でシングルが組まれている永田裕志を指名した。新日本プロレスは17日までにボルチンの意向を受け、初防衛戦となることを発表した。
一方、敗れたTAKESHITAは「NEVERのベルトが俺の腰から離れた今、俺はとりに行くぞ、IWGPと名の付くベルトを」と誓った。
◆6・15大阪城全成績
▼第0試合 20分1本勝負
○村島克哉、嘉藤匠馬(8分15秒、逆エビ固め)永井大貴、安田優虎●
▼第1試合 スペシャル8人タッグマッチ 30分1本勝負
ドン・ファレ、高橋裕二郎、成田蓮、○SANADA(6分44秒、体固め)石森太二、チェーズ・オーエンズ、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニー●
▼第2試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
大岩陵平、○ザック・セイバーJr.(11分23秒、ヨーロピアンクラッチ)エル・ファンタズモ、海野翔太●
▼第3試合 棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)30分1本勝負
○棚橋弘至(9分30秒、エビ固め)上村優也●
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
挑戦者組・○DOUKI、SHO(10分52秒、変型足4の字固め)王者組・マスター・ワト●、YOH
▼IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負
挑戦者組・○タイチ、石井智宏(12分46秒、ブラックメフィスト→エビ固め)王者組カラム・ニューマン●、グレート―O―カーン
▼NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
○挑戦者・ボルチン・オレッグ(13分12秒、カミカゼ→片エビ固め)王者・KONOSUKE TAKESHITA●
▼第7試合 ドッグカラーチェーンデスマッチ 時間無制限1本勝負
○“キング・オブ・ダークネス”EVIL(23分5秒、TKO)デビッド・フィンレー●
▼IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 60分1本勝負
○挑戦者・ゲイブ・キッド(23分25秒、レッグトラップ・パイルドライバー→体固め)王者・辻陽太●
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
○王者・後藤洋央紀(28分25秒、後藤革命→片エビ固め)挑戦者・鷹木信悟●