◆新日本プロレス「DOMINION 6・15 in OSAKA―JO HALL」(15日、大阪城ホール)観衆6525

 新日本プロレスは15日、大阪城ホールで「DOMINION 6・15 in OSAKA―JO HALL」を開催した。

 メインイベントでIWGP世界ヘビー級王者の後藤洋央紀が鷹木信悟と7度目の防衛戦を行った。

 鷹木が鷹木式GTRからMADE IN JAPAN。そしてパンピングボンバーからバーニング・ドラゴンを炸裂で追い込んだが、後藤は昇天・改を決めると、さらに鷹木のラスト・オブ・ザ・ドラゴンを切り抜けGTRを炸裂。裏GTRの体勢から、鷹木の腕をつかんで体勢をひっくり返しGTRを炸裂する新技「後藤革命」で劇的な勝利をつかみV7に成功した。

 リング上で後藤は「後藤革命はずっとずっと終わらない!」と絶叫。バックステージで「次の相手を、俺が指名したいよ。ザックを……ザック、まだいるでしょ?呼んできてくれない?」と5・9米オンタリオのIWGP世界ヘビー級王座戦で引き分けとなったザック・セイバーJr.を指名した。

 呼び出され登場したザックは「ナニ?」と問いかけると後藤は「アメリカでの闘いは、俺も、ザックも、見てるお客さんも、誰もが納得しない結果だった。もう1度、このベルトをかけて戦おうぜ。どうだい?」と要求した。

ザックは「モチロン。デモ、待タナイヨ。モウスグ。

次ノツアー、イツダケ・イイデスカ?」と迫ると王者は「いつでも構わねえよ、俺は」と返答し王座をかけた両者の再対決が決定した。

 新日本プロレスは両者の合意を受け、6・29愛知県体育館での「TANAHASHI JAM~至(いたる)」での対戦を決定。同大会は数々の名勝負を刻んできた「愛知県体育館」でのラストマッチ。伝統の会場で最後のIWGP戦が行われる。

 ◆6・15大阪城全成績

 ▼第0試合 20分1本勝負

○村島克哉、嘉藤匠馬(8分15秒、逆エビ固め)永井大貴、安田優虎●

 ▼第1試合 スペシャル8人タッグマッチ 30分1本勝負

ドン・ファレ、高橋裕二郎、成田蓮、○SANADA(6分44秒、体固め)石森太二、チェーズ・オーエンズ、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニー●

 ▼第2試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負

大岩陵平、○ザック・セイバーJr.(11分23秒、ヨーロピアンクラッチ)エル・ファンタズモ、海野翔太●

 ▼第3試合 棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)30分1本勝負

○棚橋弘至(9分30秒、エビ固め)上村優也●

 ▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負

挑戦者組・○DOUKI、SHO(10分52秒、変型足4の字固め)王者組・マスター・ワト●、YOH

 ▼IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負

挑戦者組・○タイチ、石井智宏(12分46秒、ブラックメフィスト→エビ固め)王者組カラム・ニューマン●、グレート―O―カーン

 ▼NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負

○挑戦者・ボルチン・オレッグ(13分12秒、カミカゼ→片エビ固め)王者・KONOSUKE TAKESHITA●

 ▼第7試合 ドッグカラーチェーンデスマッチ 時間無制限1本勝負

○“キング・オブ・ダークネス”EVIL(23分5秒、TKO)デビッド・フィンレー●

 ▼IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 60分1本勝負

○挑戦者・ゲイブ・キッド(23分25秒、レッグトラップ・パイルドライバー→体固め)王者・辻陽太●

 ▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負

○王者・後藤洋央紀(28分25秒、後藤革命→片エビ固め)挑戦者・鷹木信悟●

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