スケートボード男子ストリートで、ワールドツアー(ローマ)優勝の白井空良(ムラサキスポーツ)が17日、成田空港に帰国し、「素直に、勝ててうれしい」とはにかんだ。

 21年東京五輪に続き2大会連続となった昨年のパリ五輪は4位。

世界トップレベルの実力を持つ白井は五輪後も好調を維持しており「勝てば勝つほど周りからの期待度も高まりますし、同じ技をずっとやっていたらみんなに飽きられてしまう。今は次のステップに行くのに大変な時期。何かを変えないといけないっていう気持ち」と慢心せず、貪欲に成長を求め続けている。

 今大会男子は佐々木音憧が2位、小野寺吟雲が3位に入り、日本勢が表彰台を独占。28年ロサンゼルス五輪出場へは、今回7位だった五輪2大会金メダルの堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)らを加え、パリ五輪同様にし烈な代表争いが予想されるが、「みんなプレッシャーを抱えながら大会に出て行く」と白井。全員が覚悟を持って戦い続けている。

 次の五輪へはまだ再出発したばかりだが「もちろん一番の目標はLAで優勝すること。一つ一つの大会、出なきゃいけない大会を明確にしてやっていきたい」と3大会連続出場を、冷静に見据えた。

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