バドミントン女子シングルスで昨年の全日本総合選手権を初制覇した18歳の宮崎友花(ACT SAIKYO)が都内で17日、ヨネックス創設者の米山稔賞の表彰式に出席した。
紺のスーツを着こなし、大人びた表情の宮崎が、壇上に登壇した。
テニス・バドミントンのラケットなどスポーツ用品を製造・販売するヨネックスの創業者の故米山稔氏が、ジュニアスポーツ振興に関する事業の推進を図って創設した米山稔賞。陸上女子やり投げで昨夏のパリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)らトップアスリートも受賞。会場で配られたパンフレットで宮崎は北口の隣に並んだ。北口は遠征中で式は欠席し、直接会うことはできなかったが、宮崎は「すごい選手と同じ賞をいただくのは、すごくうれしい。金メダルを取られている選手なので、自分もそういう選手になりたいと思います」。28年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得へ決意を新たにした。
ヨネックス社のラケットを愛用する。約1年前から同社のラケット「NANOFLARE 800 PRO(ナノフレア800プロ)」で戦い、全日本総合選手権で初優勝。国内外で飛躍してきた。「ネットだったり細かいところが効きやすかったり。
7月には、日本で開催される国際大会のジャパン・オープン(15日開幕、東京体育館)が控える。世界ランクは3位の山口茜(再春館製薬所)に次ぐ日本勢2番手の同6位。18歳のロスの星は「日本人として日本の大会で優勝したい気持ちがあります」と成長を示す舞台へ、力を込めた。