日本サーフィン連盟は17日、都内で会見し、9月5日開幕のワールドゲームズ(世界選手権に相当、エルサルバドル)の日本代表「波乗りジャパン」男女各3選手を発表した。

 男子の3枠は、24年世界プロサーフィン連盟(WSL)のランキングで辞退選手を除いた日本人1位の大原洋人、同2位の西慶司郎、3月の選考合宿で選ばれた稲葉玲王(れお)を選出。

会見に出席した大原は「自分にとっては久しぶりの世界選手権。エルサルバドルの波が好きなので、優勝を目指して頑張ります」と意気込み。初選出の西は「環境などに左右されずにどんな波でも乗れるのが強み。存在感を出していきたい」と力を込めた。

 男子のWSLランキングで日本人1位でパリ五輪代表のオレアリー・コナーと同2位で21年東京五輪銀メダルの五十嵐カノアは、世界最高峰のチャンピオンシップ・ツアー(CT)に参戦中。CTランキングで上位選手だけが出場できる8月下旬のファイナル・ファイブ出場を目指している。出場すれば、タイトな日程になるため、ワールドゲームズは出場を辞退した。

 女子の3枠は、2021年東京五輪銅メダルの都筑有夢路(あむろ、日本交通)、都筑虹帆、中塩佳那が選ばれた。会見に出席した都筑有は「パリ五輪の出場を逃してから、気持ちは(28年)ロス五輪に切り替わっている。エルサルバドルはロス五輪の選考会になる場所かもしれない。今回行けることに感謝し、ロスを見据えて頑張りたい。自分の演技をしたい」と意気込んだ。

 今大会は報奨金が設定され、1位が50万円、2位は15万円、3位は10万円、4位は5万円とした。

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