◆第5回川崎スパーキングスプリント・S3(6月17日、川崎競馬場・ダート900メートル、馬場・良)

 第5回川崎スパーキングスプリント・S3は17日、川崎競馬場の第11Rで12頭が参戦して争われ、単勝1番人気のエンテレケイア(牡7歳、父アジアエクスプレス、浦和・小久保智厩舎)が逃げ切って、昨年11月の船橋記念・S3以来、4つめの重賞勝利を飾った。タイムは53秒3。

鞍上の吉原寛人騎手は6月8日水沢の東北優駿(リケアカプチーノ)、12日笠松のぎふ清流カップ(ケイズレーヴ)、15日金沢の石川優駿(ビバロジータ)に続く、この10日間で4つめの重賞制覇となった。

 2着は5番人気のティアラフォーカス、3着は2番人気のプライルードだった。

 優勝したエンテレケイアには、習志野きらっとスプリント・S2(7月30日、船橋1000メートル)への優先出走権が与えられた。

 吉原寛人騎手「休み明けを1回たたいて、反応が良くて、これなら川崎の900メートルでも、と自信を持って乗りました。エンテレケイアの持ち味の直線粘り込む脚をしっかり生かして勝ちきることができてホッとしています。秋のJBCに向けて落としたくないレースだったのでよかった。乗る重賞は全て勝つ気持ちで頑張ります」

 

 

 エンテレケイア 父アジアエクスプレス、母スターレット(父ブライアンズタイム)。浦和・小久保智厩舎所属の牡7歳。北海道・浦河町の谷川牧場生産。通算41戦10勝(うち中央8戦1勝)。総収得賞金1億4442万円(うち中央1370万円)。主な勝ち鞍は習志野きらっとスプリント・S2、アフター5スター賞・S3、船橋記念・S3(以上24年)馬主は小田吉男氏。

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