SixTONESの京本大我(30)が17日、Zepp Hanedaで自身初のツアー「BLUE OF LIBERTY」(3都市8公演)の東京公演初日を迎えた。全曲作詞・作曲を手掛けたアルバム「PROT.30(プロトサーティ)」を引っさげ、全16曲を披露した。

 ギターをかき鳴らしてサングラス姿で登場した京本は「行けるか、羽田!」とシャウト。2900人のファンが絶叫する中で「盛り上がってますかー」「暑いですかー」とたたみかけ、会場は熱気に包まれた。

 これまで写真展開催やアルバムをリリースしてきた京本のクリエイティブ・プロジェクト「ART―PUT」の一環として、今回のツアーが実現。自身の音楽のルーツでもあるロックを、「夢」だったというZeppのステージで体現した。

 だが、骨太のロックだけではない。「今までのアイドルでやってきた経験値が、とても生きていると感じます。ロックとアイドルのハイブリッド的な演出が、いいバランスで融合できている」と語った通り、ドームやアリーナに比べて、近距離のファンと会話やコール&レスポンスも。「RAY」では火、花とレーザービームの中で激しいアクションを披露。「―27―」では初のドラムプレイも見せ、アルバムのリード曲でもある「滑稽なFight」ではマイクを通さずに地声を響かせた。

 「自由な感情をいつまでも忘れたくない」という思いを込めたツアー。アンコールでは「サイコーの明日につなげましょう」とファンと共にタオルを振り回し、熱気は最高潮のまま、終演。「サイコー。

ステキな光景です。最後に一つになれました。また皆さんと熱いロックで交えるように、僕も精進します」。京本大我の「今」が、詰め込まれた空間だった。(田中 雄己)

 ◆京本大我アラカルト

 ▼生まれ 1994年12月3日、東京都出身。30歳。父は、俳優の京本政樹

 ▼経歴 飲食店に飾られた父・政樹との2ショット写真がきっかけでスカウトされ、2006年5月に入所。ジュニアをへて、20年1月22日にSixTONESのメンバーとしてデビュー

 ▼趣味 カメラ。今年3月には、自身初の写真展「視点と始点」を開催

 ▼あだ名 きょも

 ▼サイズ 身長174センチ

 ▼血液型 B

 ▼メンバーカラー ピンク

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