◆プロボクシング▽東洋太平洋ウエルター級(66・6キロ以下)王座決定戦12回戦 同級7位・田中空―同級3位・小畑武尊(19日、大田区総合体育館)
タイトル戦の計量が行われ、プロ4戦目の田中空(24)=大橋=、元日本同級暫定王者の小畑武尊(26)=ダッシュ東保)ともに66・5キロでパスした。
初のタイトル戦となる田中は「やることはしっかりやってきた。
興行のメインは佐々木尽(八王子中屋)がチャンピオンのブライアン・ノーマン(米国)に挑むWBO世界ウエルター級タイトルマッチ。同じ階級の田中がプロ4戦目でセミファイナルに抜てきされたことを考えれば、陣営の期待度の大きさがうかがえる。「同じ階級の世界戦のセミでできるのはすごくうれしいし、いい経験になる」と喜ぶ。
空位の王座を争う小畑は10年以上のキャリアを持ち、昨年12月に日本同級王者セムジュ・デビッド(中日)に挑戦し、判定負けして以来の再起戦となる。田中は「(小畑選手は)テクニシャンという印象がある。倒したい気持ちもありますが、相手も強いので、自分のスタイルを貫いて会場をわかせたい」。その言葉通りに試合ができれば、自然とKO決着になるはずだ。
戦績は田中が3戦全勝(3KO)、小畑は14勝(6KO)7敗1分け。