女優の沢口靖子が19日、所属事務所を通じて、自身が出演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」を手掛けた脚本家・ジェームス三木さんへの追悼コメントを発表した。

 「全国のお茶の間で私の名前を知っていただく機会となった朝ドラ『澪つくし』は、ベテランの俳優さん達に囲まれて無我夢中の毎日でした。

関西弁のイントネーションが抜けず苦しんだ日々もありましたが、撮影中に20歳の誕生日を迎え大勢の皆さんにお祝いして頂き、感激したことは今でも忘れられません。打ち上げ会場で『やっと女優の卵からヒナが孵(かえ)ったところですよ』とこの世界の厳しさとエールの言葉を贈ってくださったジェーム三木先生の言葉を、今でもはっきり覚えています。『澪つくし』は私の原点です。素晴らしい作品に出逢わせていただき、本当にありがとうございました。安らかにご永眠されますよう、お祈りいたします。沢口靖子」

 沢口がヒロインを演じた1985年の朝ドラ「澪つくし」は平均視聴率44・3%の大ヒットを記録した。

編集部おすすめ