3人組バンド「THE ALFEE」の坂崎幸之助が19日、台東区・浅草演芸ホールで行われた「初代林家三平生誕百年記念興行」にゲスト出演し、ギター漫談を披露した。

 子供の頃から初代・林家三平さんが好きだったという坂崎。

「初代・林家三平師匠生誕100周年おめでとうございます!」と祝福。

 三平さんが亡くなる年でもある1980年には自宅に招かれ、対面を果たしたという。三平さんは生前ラジオで「最近自分にはミュージシャンの弟子が2人いる。一人はイエロー・マジック・オーケストラの高橋幸宏。もう一人はTHE ALFEEの坂崎幸之助だ」と言っていたといい、坂崎は「それから僕は林家小三平と名乗っている」と笑いをとった。

 この日の高座では、イントロがすばらしいシリーズや、ものまね、アマチュアコンテストでよく見る光景など、独自のギター漫談を披露。「今日の出来によって今後の僕の人生が決まる。このままALFEEを続けるか。浅草にとどまるか」と気合十分だった。

 観客には大ウケだったが、最後は「やっぱりALFEEに戻ることにします」と落とした。

 出番を袖から見ていた二代目・林家三平は「うちの親父(初代三平)が一番喜んでいると思います。親父のホームに坂崎さんが立つなんて」と喜んだ。

 出番を終えた坂崎は「まさか71歳になってこんな日が来るなんて。ちょっと気合入りましたね。昨日からネタを仕込んで」と充実の表情。「普段からネタを探したりして、メモをとってるんですよ(笑)」と明かし、爆笑をかっさらった結果については「よかったです。日頃の鍛錬の成果が出て。これやみつきになって、戻れなくなったらまずいですね」と笑った。(瀬戸 花音)

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