14日に脳幹こうそくのため38歳で死去したお笑いコンビ「四天王」卓也努力勝利(たくやどりょくしょうり、本名:加我卓也)さんを、多くの芸人仲間が追悼した。

 所属事務所の同じ「よゐこ」有野晋哉はXで卓也努力勝利さんの相方・ジェットの投稿を引用し、「卓也努力勝利 お疲れ様。

ジェット宜(よろ)しくな」と投稿。同郷で親交の深かったトム・ブラウンのみちおも「札幌の頃、お笑い始めたての頃、一緒に路上ライブやろうよ。と誘ってきた暑苦しい男でした。僕らがM1決勝行ってからは、会うたびに僕に、今追いつくから待ってろよ。と言う暑苦しい男でした。いや早いだろ。お疲れさまです。フォーエバー」と思い出を振り返った。同い年の紺野ぶるま、事務所の後輩の森本サイダーほか、事務所の垣根を越えて多くの芸人、放送作家が追悼した。

 「四天王」は2017年4月に結成し、22年の「たけしが認めた若手芸人ビートたけし杯『お笑い日本一』」で優勝。今月に入ってからも8日の「VS梅田元気よく‐ネタ中にピンチがあれば、応援されるライブ‐」、11日放送のTBS系「水曜日のダウンタウン」内の次世代リアクション王発掘トーナメントなどに出演し、精力的に活動し、21日にはTBSラジオの若手芸人発掘番組「マイナビラフターナイト」の第111回オンエア争奪LIVE公開収録に参加予定だった。卓也努力勝利さんの休養中はジェット1人で活動したが、今後は未定となっている。

 卓也努力勝利さんの死去については、松竹芸能が19日に発表。「これまで四天王、卓也努力勝利を応援頂いたファンの皆様、関係者の皆様には心より御礼申し上げます」などとコメントした。同社によると、卓也努力勝利さんは8日深夜に体調に異変が生じて救急搬送され、その後容体が悪化。12日に事務所が「体調不良の為、しばらくの間入院する事になりました」と発表していた。

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