◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第1日(19日、テキサス州・フィールズ・ランチ・イースト=6604ヤード、パー72)

 2019年AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(サントリー)は2バーディー、4ボギーの2オーバー74で回り、トップと6打差の40位で初日を終えた。

 ホールアウト後に中継局WOWOWのインタビューに応じ「前半はイーブンで耐えたというか。

その後のバーディーを取りたい1番(パー5)をボギーにしてしまって、もったいなかった。そこから取り戻すことができなくて悔しい」と振り返った。

 前半15番で残り110ヤードの第2打を2メートルにつけてバーディーを先行させたが、続く16番でティーショットを右に曲げ、ボギー。後半は3つのボギーをたたくなど苦しい展開が続いたが、最終9番パー5では納得のショットが2度続いた。

 ティーショットをフェアウェーに運ぶと、残り224ヤードの第2打でグリーンを捉えた。ピン奥からの13メートルのイーグルパットこそカップに届かなかったが、バーディーで締めた。「ここで取らないと、とは思っていた。いいセカンドショットが打てたし、ティーショットもよかった。パッティングはまたショートしてしまったけど、バーディーを取り切れてよかった」と語った。

 難コンディションに加え、35度を超える猛暑の中での6時間のラウンド。「非常に暑かったので、氷のうや傘を(使って)ずっとやっていたけど、やっぱりそれでも疲れるので、本当に一日の自分の体力の消費が半端ない」と汗をぬぐった。「いいバーディーで締めくくれたので、明日いい位置で、もう少し上で終えて週末に行けるように頑張りたい」。

昨年大会は7位。メジャー第2戦の全米女子オープンで今季初のトップ10となる7位に入るなど、大舞台に強い渋野が浮上を狙う。

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