バレーボール男子の西田有志(大阪B)は20日、都内で取材に応じ、次世代の子供たちを対象にした大会の創設を提言した。「小学生の大会が少ないと感じていて。

企業の方にも『全国大会をつくりましょう』とお話させていただいています。(大会ができれば)バレーボールの競技としての規模も大きくなるし(国内の)レベル自体も上がると考えます。将来的には必ず必要になると思うので、しっかりと形にできるように頑張りたい」と説明した。

 毎年、夏にかけて全日本小学生大会全国大会などが実施されているが、その数は多くはない。西田は国内のバレーボールの普及・発展・強化を願い、企業の方などと話しながらジュニア大会を増やす構想を練っている。「(創設に)いろんな組織が関わってくる。高体連や中学の関係者、日本バレーボール協会などとも話が必要。また、僕一人では全くついていけないので、どれだけ賛同していただけるか」。実現は「2年後なのか、3年後なのか…。でも後に必ず必要になると思うので、自分の中でしっかりお力添えできるように頑張りたい」と見据えていた。

 この日は、都内で行われた日本シグマックス社が展開するスポーツ向けサポート・ケア製品ブランド「ZAMSTFootcraft Fes. (ザムストフットクラフトフェス)in Tokyo」に登場した。ZAMSTの最新型3Dスキャナ「My Footcraft」で足形を測定し、インソールを装着したシューズでスパイクも披露した。

 大拍手の中、集まったファンの子供2人に向けては、実際にスパイクをレシーブしてもらい、最後にはハグのプレゼント。10歳の男児に西田の好きなところは「強いスパイクが打てるところ」と言われ、照れながらもキッズからパワーをもらった。「(次世代に向けた大会)それをするためには自分が体で表現できないといけない」と改めて決意。自身の進化、バレーボール界の未来をも見つめる25歳は、貪欲に取り組んでいく。

編集部おすすめ