無期限活動休止中のTOKIO・国分太一(50)がMCを務めるTBS系バラエティー番組「世界くらべてみたら」(水曜・後7時)の25日放送分が、国分の出演シーンをカットして放送されることが23日、分かった。国分がレギュラー出演する5本のテレビ番組は、軒並み降板や放送分差し替えなどの対応をしており、「世界―」で“全滅”となった。
「世界―」は、海外の食文化や風習などを紹介し、日本と比べる番組。国分と上白石萌音(27)が進行役で、タレントや外国人ゲストらとのトークを繰り広げる。22日には、番組公式ホームページ(HP)から次回予告動画が削除。この日、動画は復活し、世界のどんぶり料理を紹介する企画などがアップされたが、国分の姿は編集して削除された。トップページに国分の画像は残っている。
番組の対応について、同局はこの日、「事実関係を確認し、適切に対処します」と回答。番組関係者は「制作上の過程はお答えしておりません」とした。25日は2時間スペシャルが放送される予定だが、別の関係者によると、国分の出演シーンをすべてカットして放送するという。現在、膨大な編集作業に追われている。
国分は、20日に所属事務所がコンプライアンス違反での無期限活動休止を発表。違反内容は詳しく説明されていないものの、日本テレビは「ザ!鉄腕!DASH!!」(日曜・後7時)の降板を発表した。レギュラー番組を持つ他局も、収録ストックを使うことなく、放送休止や差し替えなどが続いている。
22日放送の「―DASH!!」では公益社団法人ACジャパンのCMが流れるなど、番組のスポンサー離れも始まっている様相で、復帰への道は厳しくなるばかり。発表から1週間もたたないうちに、国分はテレビやネットから姿を消すことになりそうだ。