黒木優子、鈴木なな子とのフェースオフで思わず笑み「かわいいなと。ほれぼれする」…女子世界戦あすゴング (2025年6月25日)

◆プロボクシング ▽ＷＢＡ女子世界ミニマム級（４７・６キロ以下）タイトルマッチ１０回戦 王者・黒木優子―同級３位・鈴木なな子（６月２６日、東京・後楽園ホール） ＷＢＡ女子世界ミニマム級タイトルマッチの前日計量が２５日、都内で行われ、王者・黒木優子（３４）＝真正＝と同級４位鈴木なな子（２５）＝横浜光＝がともにリミットを２００グラム下回る４７・４キロでクリアした。 フェースオフで向かい合ったものの、何度も笑いを抑えられなかった黒木は「（鈴木を見て）かわいいなと。ほれぼれする感じですね」と説明。９歳下の鈴木を迎え撃つが、世代交代をさせない気持ちは「もちろんあります」と話した。 黒木は今年１月、王座決定戦でソ・リョギョン（韓国）に判定勝ちして王座返り咲きを果たした。「１ラウンド目に鈴木選手がどういう出方をしてくるのか。それに合わせていこうかなと。戦っていく中で色んな戦術を変えるっていうのが経験。１ラウンドの出方やパンチの種類を見て、対策を変えていければ」と１７年のプロキャリアを武器に初防衛に挑む。 ジム移籍２戦目で世界初挑戦を迎える鈴木は「今までで一番気合が入っている。４か月ぐらい、しっかり準備もできた。スパーリングもたくさんこなしたし、スタミナも全然心配していない」と好調な仕上がりをアピール。「勝てば、今までやってきたことが報われる。あした勝てば、人生が変わる」と意気込んだ。 「ゆうこりん」が愛称の２階級制覇王者・黒木と、元日本王者・鈴木の美女ボクサー対決。プロモートする大橋ジムの大橋秀行会長（６０）も「この２人の対決は、今後の女子ボクシング人気のカギを握る意味のある試合」と話す注目のカードだ。 成績は黒木が２４勝（１０ＫＯ）８敗２分け、鈴木が９勝（３ＫＯ）３敗。 試合はＬｅｍｉｎｏで配信される。