6月28日の福島6R・2歳新馬戦(ダート1150メートル、11頭立て)は、3番人気のセイカミナミホリエ(牡2歳、美浦・相沢郁厩舎、父グレーターロンドン)が、逃げ切り勝ち。騎乗した横山琉人騎手=美浦・相沢都厩舎=は、自厩舎の管理馬でJRA通算100勝を達成した。
発馬後にスピードに乗るとハナへ。余力を持って最後の直線に向くと、ラストもしぶとく末脚を伸ばしグラティアム(三浦皇成騎手)の追撃を半馬身差退けた。横山琉人騎手は「調教から動きは良かったです。ハナに行って物見をして直線では内にモタれたけど、着差以上に余力がありました。距離は短いかと思いましたが、いいスピードがあります。これから良くなるしまだ伸びしろがあると思う」と喜んだ。
うれしい節目の勝利については「少し時間は掛かってしまいましたけど無事に100勝できてホッとしています。今年は順調に勝たせていただいていますし、とはいえ負けたレースの方が多いので一つでもそういったことがないように順調に勝ち星を積み重ねたいと思っています。まだ重賞を勝ったことがないので大きいところを一つ勝ちたいと思います」と先を見据えた。29日のラジオNIKKEI賞ではインパクトシーの手綱を執るが「チャンスがある馬なので、せっかく頂いたチャンスをモノにできるように頑張りたいです」と意気込んだ。