◆新日本プロレス「TANAHASHI JAM~至(いたる)」(29日、愛知県体育館)

 新日本プロレスは29日、愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で来年1・4東京ドームで引退する棚橋弘至がプロデュースする「TANAHASHI JAM~至(いたる)」を開催した。

 今大会は、数々の名勝負を刻んできた愛知県体育館での最後のプロレス大会。

棚橋は「第1試合」で田口隆祐、海野翔太と組みLEONA、高橋ヒロム、藤波辰爾と対戦した。

 いきなり棚橋は藤波とマッチアップ。ロックアップからタックルで藤波を倒したが、ドラゴンも尻餅をつくほどの勢いある張り手で逆襲する。さらに海野と初対決となりスリーパーからドラゴンスリーパーで捕獲も田口がカットした。

 新日本初参戦となったLEONAが田口にドロップキックを決めれば藤波は田口、棚橋へ連続でドラゴンスクリューを見舞い躍動した。さらにLEONAが足4の字固めを棚橋に決めればドラゴンスリーパーで同時にエースを絞め上げた。

 ドラゴン親子の連係に苦しんだ棚橋だったがスリングブレイドでLEONAを追い込むとテキサスクローバーホールドでギブアップを奪い勝利した。

 バックステージでヒロムは、新入団したウルフアロンが来年1・4東京ドームでデビューすることに言及。同大会はテレビ朝日が22年ぶりに全国放送することが決まったが「あの言い方はいい時間帯なのであろうね?これで全国ネット深夜2時から放送です、とかだと萎えるからね!」とクギを刺した。

 さらに「俺は期待しているよ!それに関しては俺たちがいくら頑張ったところで難しいわけですよ。でもウルフアロン選手、柔道オリンピック金メダリストですよ。そんな素晴らしい選手が新日本に入るだけで話題になる。

話題になることはいいこと。俺はそこにピョンと乗っかちゃう。どんな形であろうと俺の夢でもあるゴールデンタイムへ近づくのであれば何でもOKです。つまり1月4日、東京ドームで試合をしないといけない…燃えてくるでしょ」とゴールデンタイム進出を確信し「これで微妙な時間だったら怒るわ!どんな敵だろうとどんなお偉いさんだろうと、ちょっと待ってよ!って言いに行くわ」と予告していた。

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