大相撲の呼び出しの重夫(九重)が27日、埼玉・所沢市にあるベルーナドームで行われたプロ野球・西武ー日本ハム戦でのセレモニアルピッチに登場。投球を行う関脇・大栄翔(追手風)と日本相撲協会の公式マスコットキャラ「ひよの山」を力強い声で呼び上げた。
今年で75周年のパ・リーグ6球団と、今年12月に100周年を迎える日本相撲協会とのスペシャルコラボ。パ・リーグの各球場でコラボ試合を開催し、それぞれの球場に力士が来場して試合を盛り上げてきた。重夫は3日に京セラドーム大阪で行われた幕内・宇良(木瀬)、15日にエスコンフィールドで行われた同・一山本(放駒)の始球式に帯同。それぞれの投球前には呼び上げを行い、球場を沸かせてきた。この日で3回目となった呼び上げを終え、「球場よって反響の仕方も違っていて、どこに行っても新鮮な感じがした。球場には相撲の倍以上のお客さんが入っていて、少しアウェーな感じもあった。恥ずかしさがあるというか、独特な感じですね」と笑顔で振り返った。
両国国技館よりも大きい野球場での呼び上げは「声出しの練習がないので、マイクでどれだけ響くかがわからない。一発勝負というか、球場よっても、自分に返ってくる音もわからない。今回は最初に大阪でもやっていたので、同じようにやれば良いのかなと思っていた。でもやっぱり緊張しますよね」と語った。
「野球×相撲」の異例のコラボ。