【ラジオＮＩＫＫＥＩ賞】エキサイトバイオが重賞初出走Ｖ　新婚の荻野極騎手「ますます頑張っていかなきゃ」 (2025年6月29日)

◆第７４回ラジオＮＩＫＫＥＩ賞・Ｇ３（６月２９日、福島競馬場・芝１８００メートル、良） ３歳限定のハンデ重賞に牡馬１４頭が出走し、４番人気でハンデ５３キロのエキサイトバイオ（栗東・今野貞一厩舎、父レイデオロ）が、ゴール前で鋭く伸びて、重賞初挑戦Ｖを飾った。 荻野極騎手は２０２２年１０月のスプリンターズＳ（ジャンダルム）以来、２年９か月ぶりの重賞勝利。先月、発表されたタレントの成瀬琴さんとの結婚後では、初めての重賞勝利となった。開業１４年目の今野調教師は９２度目のＪＲＡ重賞挑戦で初勝利。地方では２０２２年報知新聞社杯エーデルワイス賞をマルカラピッドで勝っている。勝ちタイムは１分４６秒９。 同馬の母は２００９年阪神ＪＦ、２０１０年秋華賞で２着になったアニメイトバイオ。叔父には２０１８年天皇賞・春を制したレインボーラインがいる。デビュー５戦目で初勝利を挙げ、前走のあずさ賞（京都・芝２０００メートル）では首差２着。今回は重賞初挑戦で初めての１８００メートルを克服し、待望の重賞初タイトルとなった。 ２番人気のセンツブラッド（菅原明良騎手）が２着。３着は８番人気のインパクトシー（横山琉人騎手）。馬連は２７００円、馬単は５５１０円。３連複は１万５２０円。３連単は５万５４８０円となった。 荻野極騎手（エキサイトバイオ＝１着）「追い切りからコンタクトを取っていたので勝つことができてホッとしています。 （道中は）いい枠を引けたので、無理せずいい位置でスムースに運べたらと思っていました。道中もリズムが良かったので手応え通り、（馬の）間を割ったときもいい反応をしてくれました。ここにきて力をつけているので、さらに弾みをつけて次のレースに向かえたらと思います。 （久々の重賞タイトル）やっぱり重賞を取るのは本当に難しいことですし、とにかく今は自分のできることをコツコツと続けていきたいなと思います。 （結婚発表後の重賞初Ｖ）ホッとしてますし、ますます頑張っていかなきゃなと思っています。毎週、競馬を見て応援してくれていますし、こうして結果を出すことができてひと安心というか。今後も頑張っていきたいです」