◆新日本プロレス「TANAHASHI JAM~至(いたる)」(29日、愛知県体育館)観衆4570

 新日本プロレスは29日、愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で来年1・4東京ドームで引退する棚橋弘至がプロデュースする「TANAHASHI JAM~至(いたる)」を開催した。

 今大会は、数々の名勝負を刻んできた愛知県体育館での最後のプロレス大会。

棚橋は「ダブルメインイベント2」でプロレスリング・ノアの丸藤正道とのコンビで大岩陵平、清宮海斗と対戦した。

 棚橋は「第1試合」にも出場し田口隆祐、海野翔太と組みLEONA、高橋ヒロム、藤波辰爾と対戦。テキサスクローバーホールドでLEONAからギブアップを奪った。

 1日2試合の過酷マッチに棚橋は大岩、清宮の勢いある攻撃に劣勢に立たされたが最後は、丸藤が清宮を不知火でたたき付け、棚橋がハイフライフローで大岩を圧殺し1日2勝の離れ業でプロデュース大会と最後の愛知県体育館での興行を締めくくった。

 リング上でマイクを持った棚橋は、丸藤に感謝し握手を交わし「同じ時代を過ごしてきた仲間としてお先に引退します。ただ…シングルやってないか…それは後で相談していただいて」と明かした。最後は「名古屋のみなさ~ん!愛してます!」で締めた。

 バックステージはファンの声援、参戦選手、最後の愛知県体育館への思いで涙を流した。丸藤との一騎打ちは「考えます」と明かしていた。

 

 

 ◆6・29愛知県体育館全成績

 ▼第0試合 10分1本勝負

△村島克哉(時間切れ引き分け)小田嶋大樹△

 ▼第1試合 棚橋弘至プロデュース試合「時空を超えた縁(えにし)と継(つなぐ)」30分1本勝負

田口隆祐、海野翔太、○棚橋弘至(9分17秒、テキサスクローバーホールド)LEONA●、高橋ヒロム、藤波辰爾

 ▼第2試合 棚橋弘至プロデュース試合「本隊最強クインテット結成」30分1本勝負

○チェーズ・オーエンズ、ドン・ファレ、高橋裕二郎、成田蓮、“キング・オブ・ダークネス”EVIL(8分43秒、ラストテスタメント→片エビ固め)YOSHI―HASHI●、矢野通、タイチ、石井智宏、上村優也

 ▼第3試合 棚橋弘至プロデュース試合「壁を超えてゆけ」NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負

○王者・ボルチン・オレッグ(9分14秒、カミカゼ→片エビ固め)挑戦者・永田裕志●

 ▼第4試合 棚橋弘至プロデュース試合「ドラゴン・キッド参戦」30分1本勝負

○マスター・ワト、YOH、エル・デスペラード、ドラゴン・キッド(11分24秒、Falcon blow→体固め)金丸義信●、DOUKI、SHO、SANADA

 ▼第5試合 NJPW WORLD認定TV選手権試合 オープンチャレンジマッチ 15分1本勝負

○王者・エル・ファンタズモ(11分32秒、エビ固め)挑戦者・石森太二●

 ▼第6試合 棚橋弘至プロデュース試合「付き人対決! 棚橋イズムが見たい」

30分1本勝負

○シュン・スカイウォーカー、鷹木信悟、辻陽太(11分19秒、片エビ固め)ジェイコブ・オースティン・ヤング●、カラム・ニューマン、グレート―O―カーン

 ▼ダブルメインイベント1 IWGP世界ヘビー級選手権試合

○挑戦者・ザック・セイバーJr.(28分14秒、レフェリーストップ)王者・後藤洋央紀●

 ▼ダブルメインイベント2 棚橋弘至プロデュース試合 30分1本勝負

丸藤正道、○棚橋弘至(19分10秒、ハイフライフロー→片エビ固め)大岩陵平●、清宮海斗

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