◆第60回北九州記念・G3(7月6日、小倉競馬場・芝1200メートル)

 昨年のCBC賞を勝っている実績上位のドロップオブライト(牝6歳、栗東・福永祐一厩舎、父トーセンラー)だが、その後は苦戦が続いている。

 ただ、3走前と2走前はフルゲート18頭立てでロスが大きなピンク帽の8枠に入り、前走は初の直線競馬で力を出し切れず。

「前走は(直線競馬の)適性がなかった。(その前の2走は)この距離は枠の有利不利が出てくるし、どんな条件でも勝てるような馬じゃないからね」と福永調教師は冷製に敗因を分析する。

 1週前は坂路で50秒5―12秒3と自己ベストに迫る好時計をマークした。気温の上昇に比例するように、体調も上向いているように見える。「安定していますね。暑さは大丈夫」と体調面に太鼓判を押したトレーナー。次に連覇を狙うCBC賞(8月10日、中京競馬場・芝1200メートル)を見据える一戦ではあるが、真ん中より内めの枠に入れば一発の可能性は十分に秘めている。(山本 武志)

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