◆米大リーグ ドジャース6―1ホワイトソックス(1日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースが1日(日本時間2日)、本拠地・ホワイトソックス戦に日本人コンビの活躍で快勝し、2連勝とした。54勝32敗で貯金が今季最多の22。

「1番・指名打者」でフル出場した大谷翔平投手(30)は30号ソロを放ち、先発した山本由伸投手(26)は、7回98球を投げて3安打1失点、8奪三振で8勝目を挙げた。

 試合前のグラウンドには西武のT・ネビン内野手(28)の父で、2023年にはエンゼルスの監督を務め、現在はホワイトソックスの選手育成特別補佐を務めるフィル・ネビン氏(54)の姿があった。ネビン氏は22年途中からエンゼルスの監督代行となり、23年は監督。大谷の二刀流をマネジメントしていた経験を持つ。

 大谷のドジャースでの活躍ぶりには「私は彼がフィールドに戻ってきて本当にうれしく思っているよ。昨年、チームが優勝したときの彼の笑顔を見て、彼のことをよく知っている身として本当にうれしかった。彼は勝つことにすべてを捧げていて、私と一緒にいたときもそうだった。我々が勝てなかったときには、彼がフラストレーションを感じていることが感じ取れた」と目を細めた。投手復帰して3登板目にして早くも101・7マイル(約163・7キロ)をマークしたことについては「私は驚かなかった。彼がどれだけ努力して復帰してきたかを知っているし、彼がどのように段階を踏んでいるかも分かっていたからね」とうれしそうに笑った。

 ここまでの3登板はすべてチェックしていると言い「彼の初登板では少し興奮しているように見えたが、直近の2登板ではより落ち着いていたし、それが彼本来の姿だ」とうれしそうだった。ロバーツ監督とはかねて親交があり「私が彼に言った唯一のアドバイスは、『彼のことは放っておけ』だけだ(笑)。

彼は自分が何をしているかを十分に分かっているし、デーブは選手との接し方が非常にうまい。私はずっと言ってきたことだが、翔平という選手は準備のことで心配する必要がない。彼の一日は、眠っている時ですら、世界最高の選手になるために行動している」と明かした。

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