ジュニアの16人組「少年忍者」が14日、東京・文京区のKanadevia Hallで単独ライブ「This is 忍者」(31日まで)の初日を迎えた。
全29公演で約6万6700人を動員するライブは、メンバーとフレッシュジュニアの総勢37人がステージに一堂に会す圧巻の景色で開幕した。
先輩から受け継いだ“伝統芸”を、少年忍者のエンターテインメントとして昇華させた。北川拓実(21)が「僕たちの歴史が詰まった集大成」と位置づければ、田村海琉(19)は「『俺たちが少年忍者だ!』というパフォーマンスをお届けできるよう頑張ります」と全力投球を約束。はかま姿のメンバーは下駄(げた)でタップを踏む「下駄ップ」で魅了。アクロバットや、和太鼓とスネアドラムの一糸乱れぬパフォーマンスで沸かせた。
“16人16色”の個性も光った。ヴァサイェガ渉(22)は、少年隊・東山紀之のソロ曲「狂いかけた歯車」を披露し「振り付けもオリジナルで考えた」という妖艶(ようえん)なダンスで魅せた。織山尚大(なお、21)は長瀬結星(22)、豊田陸人(21)とのユニットで、King&Princeの人気曲「HEART」をキラキラオーラ全開で届け、大歓声を浴びた。
結成7年の絆と気迫を最大限に発揮したステージで、メンバーは「最高でした」と感謝した。最後は16人で力強く手を握り合い、ファンと「This is 忍者!」とシャウト。
◆少年忍者 2018年6月結成。同8月「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」で初ステージ。20年、NHK紅白歌合戦で出場辞退したSnow Manの代役として、天童よしみのステージで「腹筋太鼓」を披露し話題に。24年、初の単独アリーナ公演。元メンバーに現Snow Manのラウールら。平均年齢21.3歳。