俳優の鈴鹿央士、女優の山田杏奈が15日、都内でダブル主演を務めるアニメ映画「ChaO」(青木康浩監督)の初日舞台あいさつに出席した。
人間と人魚が共存する未来社会を描いた作品で、造船会社で働く平凡なサラリーマン(ステファン、鈴鹿)が、人魚王国の姫(チャオ、山田)に求婚されるストーリー。
作中では歌うシーンがあるが「歌を歌うことを避けてきた人生。母親に歌うなと言われて育てられてきた」と告白。40秒だけと聞かされ、ボイストレーニングに通ったが、当日「40秒録った後に、フルでお願いしますって言われて」と追加のオファーを受けた。「これが芸能界か…全く練習していない2番、3番、歌わされて…。自分的にはお母さん助けてと思いながらやっていた」と苦笑いを浮かべながら、回想。歌唱については母に伝えておらず「東京に出て芸能界に入って、歌っているよと言ったら、どう思うんでしょうか?」と首をかしげ、来場者に向けては「サントラ(サウンドトラック)があるので、気が向いたら聞いてください」と呼びかけた。