バドミントンの日本代表が16日、東京都内で世界選手権(8月25日開幕、フランス・パリ)に向けた強化合宿を公開した。女子ダブルスで昨夏のパリ五輪銅メダルの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が、「シダマツ」らしさを貫いて頂点を目指す。
7月8日に、14年に結成してから約11年組んできたペア解散を電撃発表した。そこから国内最終戦となった7月のジャパン・オープンでは初の4強入りを果たし、続く中国オープンは初戦で敗退。ペアで戦うのは世界選手権がまさに最後となる。
同舞台は五輪でメダルを獲得した舞台。志田は「最後、最後というよりも勝ちたい気持ちが強い。やっぱり悔いなくありがとうで終われるようにやっていけたらいいなと思います」と話し、松山も「お互い悔いのない試合にしたい。結果としては絶対優勝したいって気持ちが強いですが、優勝が遠いのも分かっている。自分たちのプレーを出せないと悔いが残るので、悔いなくやればそれが結果につながってくると思うので、まずは自分たちのパフォーマンス、自分たちらしさ出せればいいなと思います」と気を引き締める。思い出の地で有終Vを果たし、ペアを完結させる。