◆明治安田生命J1リーグ▽第26節 鹿島1―1福岡(16日・メルカリスタジアム)
鹿島は追いつく意地こそ見せたものの、勝ち点1にとどまり、公式戦5連勝を逃した。勝利した京都にかわされ、1節で首位陥落となった。
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序盤から敵陣でボールを奪うシーンこそあったものの、決定機につなげられずモヤモヤ感が漂う内容に。スコアレスで前半を終えたが、後半5分に先制点を献上した。
同10分に3枚替えを行うも、投入直後の松村優太がピッチを離れなければならない時間帯が長くなったこともあり、停滞が続く。しかし、同17分のFWエウベル、同24分のFW田川亨介を途中投入で、少しずつ流れを取り戻す。
すると同39分、田川やエウベルの粘りで相手のスローインを奪ったところから、MF舩橋佑が豪快なミドルシュートで同点ゴールを挙げた。その後は一進一退の攻防となるも、勝ち点1を分け合う結果となった。
鬼木達監督は「声援を受けて、追いつくことはできた。この勝ち点1を次につなげていかないといけない」と前を向きつつも、自身に矢印を向け、マネジメントの部分を反省。「選手は最後まで頑張ってくれたが、自分のところで勝ち点3を取らせないといけないゲームだった。前半に(失点)0で帰ってきたので、自分でできることはたくさんあった」と悔しさをあらわにした。
勝ち点の積み上げは1にとどまったことで、京都にかわされ首位陥落に。暫定で勝ち点1差の3位柏は、17日にアウェーで岡山と対戦する。