◆プロボクシング ▽WBA世界フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者ニック・ボール(3―0判定)同級5位サム・グッドマン●(16日=日本時間17日、サウジアラビア・リヤド)
WBA世界フェザー級王者ニック・ボール(28)=英国=が、同級5位サム・グッドマン(26)=オーストラリア=を3―0の判定で下し、3度目の防衛に成功した。
無敗同士の一戦は、スイッチを交えながら強打をたたきつけたボールが、ジャブ、ワンツ、左ボディーで攻勢を仕掛けるグッドマンを制した。
ボールは世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=と今年12月にサウジアラビアで対戦するプランが一時浮上したが、その後計画は消滅していた。ただ井上は、来年5月頃に予定されるWBC&IBF世界バンタム級統一王者・中谷潤人(27)=M・T=とのビッグマッチ後、フェザー級に転向する可能性もあり、その場合は再び有力な対戦候補となりそうだ。
一方、グッドマンは昨年12月24日に有明アリーナで井上に挑戦する予定だったが、来日直前のスパーリングで左目上を負傷し、興行が今年1月24日に延期に。さらに1月11日に再度負傷したため、挑戦者が金芸俊(韓国)に変更となった経緯がある。グッドマンは今回が世界初挑戦だった。
戦績は、ボールが23勝(13KO)1分け、グッドマンが20勝(8KO)1敗。