◆第104回ジャックルマロワ賞、仏G1(8月17日・ドーヴィル競馬場・直線芝1600メートル、稍重)=JRA海外馬券発売対象レース
欧州のマイル路線の最高峰G1は10頭立て(ロザリオンは出走取り消し)で行われ、国内外を通じてG1初挑戦のゴートゥファースト(牡5歳、栗東・新谷功一厩舎、父ルーラーシップ)は勝ち馬の後ろでレースを進め、じりじりと脚を伸ばして5着に健闘した。
同馬は国内外を含め、今回がG1初挑戦。
ジャックルマロワ賞は1着賞金が約9321万円(57万1400ユーロ=フランスギャロ発表の2025年レートの1ユーロ約163・132137円で計算)。挑戦した日本馬は86年ギャロップダイナ(12着)に始まり、今年の2頭を含めて7頭。1998年にタイキシャトル(岡部幸雄騎手)が制覇している。
愛国のディエゴヴェラスケス(クリストフ・スミヨン騎手)がG1初勝利(重賞は5勝目)で勝ち時計は1分34秒23。頭差2着が英国のノータブルスピーチ(ウィリアム・ビュイック騎手)。英国のダンシングジェミナイ(ロッサ・ライアン騎手)が3着に続いた。
日本から参戦したアスコリピチェーノ(牝4歳、美浦・黒岩陽一厩舎、父ダイワメジャー)はルメール騎手を背に3、4番手を進めたが終始、前が壁。馬群がばらけてからも伸びを欠き、6着に敗れた。
岩田望来騎手(ゴートゥファースト=5着)「納得のいくレースがで着ました。(道中は)勝ち馬の後ろで、1頭置いて我慢させる競馬を新谷調教師と話していたのですが、それができて、すごくリラックスして運ぶことができました。