大手芸能事務所アミューズが18日、公式サイトで所属する歌手で俳優の福山雅治についての一部週刊誌報道について声明を発表。福山がフジテレビ元専務の大多亮氏が主催した懇親会に出席し、第三者委員会から協力要請を受けていたことを公表した。
公式サイトによると、福山は数々のヒットドラマをプロデュースした大多氏が主催した懇親会に参加したことがあり、元タレント・中居正広氏と元フジ女性アナウンサーとのトラブルを巡る一連のフジテレビ問題を調査した第三者委員会から協力要請を受けた。福山本人の「きちんと回答すべきである」との意向もあり、書面で回答したという。「一連のフジテレビ問題で取りざたされているような問題はありませんでした」としている。
3月31日に公開された第三者委の報告書では、大多氏が主催した懇親会について「大多氏は、懇意にしている特定の男性有力番組出演者との会合に女性アナウンサーや女性社員を同席させていた事実が確認された。当該会合は遅くとも 2005年前頃から年に1~ 2回程度開催されており、少なくとも19名の女性アナウンサー(退職した者も含む)が参加している」「当該会合に参加した女性社員及び女性アナウンサーからは、会合に参加した番組出演者との仕事が円滑に進んだ旨述べる者や、自身が参加した会合では特段ハラスメント的な言動もなかった旨述べる者がいる。一方で、当該会合における大多氏や当該番組出演者の会話がいわゆる下ネタ的な性的内容を含んだものであった旨述べる者も多数おり、不快であった旨述べる者もいた」と記載されている。当該番組出演者との書面でのやりとりで、会食の場に女性アナウンサーを呼んで欲しいと依頼したことがあるか、当該会合での性的発言や質問の有無を尋ね、いずれも「一切ございません」との回答だった旨も記載されている。
所属事務所のコメント全文は以下の通り。
福山雅治に関するインタビュー記事についてのご報告
2025年8月18日(月)発売の雑誌「女性セブン」およびネット媒体「女性セブンプラス」に掲載されている福山雅治に関するインタビュー記事についてご報告させていただきます。
フジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会から、今年3月に、福山雅治のヒアリングへの協力要請をいただいておりました。
過去にフジテレビ専務(当時)大多亮氏が主催した懇親会に福山が参加したことがあり、その件に関して、第三者委員会からいくつかのご質問をいただきました。
大多氏が主催した懇親会に本人が出席したことがあることは事実ですが、あくまで仕事先の会食にお招きいただいたとの認識のもと出席させていただいた次第であり、一連のフジテレビ問題で取りざたされているような問題はありませんでしたが、福山本人の「これはきちんと回答すべきである」という意向もあり、第三者委員会には前向きに協力させていただきました。
なお、女性セブン本誌の記事中に
『報告書によれば、当の≪有力番組出演者≫は第三者委員会のヒアリング要請を多忙を理由に拒否し』
という記述がありますが、第三者委員会の報告書には
『当委員会は、当該男性出演者にヒアリングを打診したところ、多忙のため対応できないとの回答があり、代わりに当委員会の書面での質問に対して書面での回答があった。』
と記載されております。
地方ロケ中でスケジュール的に対面でのヒアリングは難しく、書面での回答となりましたが、ヒアリングには真摯に対応させていただきました。ヒアリングを『拒否』したという事実は一切ございません。
その後、今年3月31日に第三者委員会の報告書が公表されましたが、報告書の内容は、その性質上、極めて秘匿性の高いものであったため、懇親会参加者の詮索、特定、誹謗中傷といった個人の生活を脅かすような事態にならないように、こちらから名乗り出ることは控えておりました。
今年8月に、女性セブン編集部より、フジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会から福山雅治にヒアリングへの協力依頼があったことに関して取材依頼がありました。
一連のフジテレビ問題は社会的関心も大きく、本人からの申し出もあり、齟齬や誤解を招くような報道にならないよう、女性セブンのインタビュー取材を受けさせていただくこととしました。
ネット版の記事は一部の抜粋となっておりますが、雑誌版には本人のコメントの詳細が掲載されておりますので、そちらをご参照いただけますと幸いです。
第三者委員会の報告書におかれましても注意喚起されていますが、マスメディアをはじめとする各位におかれましては、一連の問題における関係者に対し、詮索、特定、誹謗中傷などを行わないよう、当社からもお願い申し上げます。
2025年8月18日
株式会社アミューズ