バレーボール男子日本代表が22日、都内で世界選手権(9月12日開幕、フィリピン)に向けた合宿を公開した。主将の石川祐希(ペルージャ)はネーションズリーグ千葉大会後、右足の肉離れを起こしていたことを明かした。

ポーランドとの準々決勝はほとんど練習ができず、ぶっつけ本番で臨んでいたという。鹿児島合宿からは練習に参加。現在は「非常にいい練習はできてると思うので、コンディション含めてパフォーマンスも少しずつ上がっている」と万全な状態だと強調した。

 世界選手権で目標のメダルを獲得すれば、1974年大会銅以来、51年ぶり。13日の初戦はトルコと対戦する。順当に勝ち進んだ場合は、準々決勝で再びポーランドと激突。「まずはベスト4に進むことが目標。再戦という形になるので、そこを勝ってベスト4に進みたい」とリベンジに燃える。近年、準決勝まで進んだ大会は、世界ランクが日本より下の国に勝利してのもの。「ランキングがちょっと高い相手に対しては勝てていない。大きい大会になればなるほどベスト8で強いチームとあたる。乗り越える経験をするために、このベスト8のポーランド戦はとても重要」と位置づけている。

 世界選手権を前に9月2日と3日にブルガリア(東京・有明アリーナ)、同6日と7日に強豪のイタリア(千葉・ららアリーナ東京ベイ)との壮行試合を控える。「(新チームが)スタートしたときから、世界選手権では表彰台に(立つ)という目標を掲げてきた。ワンシーズンやってきた成果を出す場所」と言葉に力を込めた主将。強い心身でメダル獲得を目指す。

編集部おすすめ