香港の歴史的名馬ゴールデンシックスティは昨年9月に引退し、現在は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで生活している。G1を10勝もした世界的名馬の素顔を取材した。

 今年10歳。けい養当初から世話をしている乗馬運営課の田澤直沙美(まさみ)さんによると「可愛いなっていうのが一番の印象。可愛い表情が特徴的」というように、放牧地で過ごす様子は穏やかで優しい表情。性格はとても好奇心旺盛で、「いろんなことに興味のある馬なので。お客さんにも自分から積極的に近づいていく」とサービス精神も旺盛だ。

 放牧地に来た当初は、車が通るたびに、まるで小さな男の子のように追いかけたり。ノーザンホースパークはリードをつけた愛犬と一緒に入場することも可能だが、可愛い犬を興味深くのぞき込んだり、ポニーを「可愛いですね~」と追いかけたりと、馬以外の動物にも興味津々な様子だ。

 ノーザンホースパークに住む他の馬とも仲良し。競走馬時代とは違い、お客さんが自分の部屋の前にいつもたくさんいるという環境の変化に当初は困惑する様子もあったが、最近では慣れて日本での第2の馬生を楽しんでいる様子だ。

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