◇フィギュアスケート 東京夏季大会 最終日(24日、東京・ダイドードリンコアイスアリーナ)
男子シニアのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は、143・58点、合計217・60点で優勝した。演技後は「サマーカップ(8月)よりジャンプが入ってくるようになってきたので、そこはよかった」と振り返った。
約2週間前のサマーカップでは104・63点だったフリー。この日は冒頭の4回転ループで着氷が乱れたがこらえると、続く4回転サルコーは降りた。後半はジャンプが乱れ「4分間を通してできる体力がない。スタミナと言うより、まだ足が追いついていない」としたが「サマーカップと比較して、短い期間ではあったけどトレーニングの成果が出ている。この方法で間違っていなかったという収穫はあった」と語った。
昨季から左太ももに負傷をかかえ、まだ復帰途中。練習の強度を上げる必要性を感じつつ「スケートに関与しない日」を作り、積極的に休養も取っているという。これまでは氷上でなくても陸上練習など、休養日は設けていなかったが「これからギアが上がっていくとリスクが高くなるので。そういった休養は大事になってくるかなと」。最低週に1日は、体を動かさず、映画鑑賞やゲームをすることにあてている。
次戦は国際大会のチャレンジャーシリーズ、木下グループ杯(9月5~7日、関空アイスアリーナ)に出場予定。三浦は「ここから大事な試合が続いてくる。