◇フィギュアスケート 東京夏季大会 最終日(24日、東京・ダイドードリンコアイスアリーナ)
ジュニアの女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の世界ジュニア女王、島田麻央(木下グループ)は、145・15点、合計215・59点で優勝。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を降りるなど好演し「ミスが4回転だけだったのはよかったけど、もっと耐えられた部分もあった。
冒頭に挑んだ4回転トウループは両足着氷。「左足をすぐについてしまった」と反省したが、その後の3回転半、3回転のルッツ―トゥループの連続ジャンプなど次々に着氷させた。219・28点で制した11日のサマーカップに続いて安定した演技を披露。今後、演技構成でレベルアップを見据えながら「今年は、まずは(4回転と3回転半を)2本そろえることを、何試合もできるようにしたい」と足元をみつめた。
ジュニアグランプリ(GP)シリーズはラトビアで第1戦が行われ、日本勢は岡田芽依(名東FSC)、中田璃士(TOKIOインカラミ)が男女でアベック優勝。島田は「見ていて、皆さんに刺激をもらえている。タイではもっといい演技が出来るように頑張りたい」と、自身のGP初戦(9月、バンコク)を見据えた。今季GPファイナルは名古屋開催予定で、島田は女王としてまずは出場を掲げる。「今季の2戦ともいい演技をして、日本開催のファイナルに出場できるように頑張りたい」と語った。