サマー2000シリーズ第5戦、第61回新潟記念・G3は8月31日、新潟競馬場の芝2000メートルで行われる。

 デビュー3連勝で青葉賞を制したエネルジコ(牡3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父ドゥラメンテ)が中心。

右前脚に不安があり日本ダービーを回避したが、その後の乗り込みは順調そのもの。20日の美浦・Wコースでの1週前追い切りでは、最後の直線で手前を替えてからの加速力が抜群で、一瞬で僚馬を置き去りにした末脚はやはり非凡。初の古馬が相手でもG3ならポテンシャルは一枚上。きっちり始動戦を飾る。

 23年のエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ(牝5歳、美浦・宮田敬介厩舎、父ロードカナロア)が逆転候補の筆頭。近走は勝ち星こそ恵まれないが、強烈な決め脚は健在。2000メートル以上は2戦2勝と結果が出ており、この距離なら上位争いは必至。

 距離不足に見えた前走のヴィクトリアマイルでもきっちりと連対を確保したクイーンズウォーク(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎、父キズナ)も有力。重賞3勝のうち2勝を2000メートルで挙げており、適距離に戻れば逆転まで。

 条件戦からの連勝で七夕賞を制したコスモフリーゲン(牡5歳、美浦・畠山吉宏厩舎、父スクリーンヒーロー)も充実ぶりが目を引く一頭。9戦5勝2着2回と底を見せておらず侮れない存在だ。

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