◇ラグビー 女子W杯イングランド大会 1次リーグC組 アイルランド 42―14 日本(24日、ノーサンプトン)

 世界ランク11位の日本代表は、同5位のアイルランドに14―42で敗戦。目標に掲げる初の8強進出へ重要な一戦だったが、黒星となった。

 日本は前半5分に先制を許すと、同10分はラインアウトモールを押し込まれて被連続トライ。同24分は敵右サイドから攻め込まれ、WTBパーソンズの力強いランで失点した。3連続トライを許した日本は同29分、敵陣での素早い球出しから8次攻撃を重ね、CTB弘津悠(ナナイロプリズム福岡)が待望のトライ。キックも決まり7―21。ただアイルランドは前半37分、CTBヒギンズがラインブレーク、一気にゲインしてフランカーのトゥートのトライをアシスト。28―7とリードを広げ、前半を折り返した。

 後半は3分、日本が敵陣左サイド深くのラインアウトを起点に、相手トライライン際の攻防を制してフランカー川村雅未(横河武蔵野アルテミ・スターズ)がトライ。14―28と盛り返す。後半13分、日本は猛攻を仕掛けたが、トライ目前でパスを相手がインターセプト。そのまま約95メートルの独走を許して失点、14―35とされる。

 後半20分、日本は相手のラインアウトモールから押し込まれ、トライライン際での反則からペナルティトライを許したように見えたが、ラインアウトで相手の反則があり、トライとイエローカードが取り消しに。スコアは14―35のまま。

それでも同23分、アイルランドは敵陣右サイドのラインアウトを起点に、左へ展開して得点。この日6トライ目で42―14とする。

 日本は終盤に敵陣に攻め込むものの、グリーンの相手の壁を打ち破れず。初戦を14―42で落とした。次戦は31日、世界ランク3位のニュージーランド戦。初の8強進出に向けては負けられず、背水の一戦を迎える。

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