テニスの今季4大大会最終戦、全米オープンが日本時間24日深夜に開幕し、男女シングルス1回戦が行われる。男子シングルス149位の西岡良仁(ミキハウス)は現地25日に、第17シードで同17位のフランシス・ティアフォー(米国)に挑む。

 今年は2月に左肩、5月に腰と負傷が続いた。7月のウィンブルドン選手権までには回復してきたが「痛みはないがやっぱり怖さや不安感はあります。完璧に戻れているかというと、そうではないというところが本心」と吐露。「それに伴って、テニスの面でも以前のような動きが戻っていなかったり、自分が想定しているボールを打つことができなかったりというところが若干あります」と不安を抱え、ハードコートシーズンに入り5大会で1勝と苦戦している。

 1回戦は地元期待のティアフォーと、センターコートで対戦する。「全米は彼にとってホームで、毎年良い結果を残しているので、土俵としては彼に分があると思います」とアウェーの雰囲気を覚悟する。ただ過去対戦は2勝3敗で直近はハードコートで2連勝。今年も2月のダラス・オープンでフルセット勝ちしている。

 「何回も対戦しているので対策をそこまで大きく考える必要がないところは、やりやすい点の1つだと思います。あと、勝った実績があることは、戦う前において大事な点だと思います。勝ち方を理解できていると戦いやすい瞬間もあると思うので、この点に関してはシード選手と対戦する中でも良い感覚で臨めると思います」

 自信を内に秘めてコートに立つ。

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