女優の蒼戸虹子(にこ、16)が、高橋海人&中村倫也ダブル主演するTBS系「DOPE 麻薬取締部特捜課」(金曜・後10時)で連ドラ初出演を飾った。9月5日の最終回を前に取材に応じ、意気込みを語った。
新人麻薬取締官・才木優人(高橋)の妹で高校生の結衣を好演中。新型ドラッグ「DOPE」が蔓延(まんえん)する近未来の日本を舞台に、結衣は幼少期に原因不明の難病を発症し、病院に通いながら兄と支え合って暮らす。
蒼戸は「台本を読み進めると、結衣の中に葛藤を感じたので(台本にない)余白の部分にある心情を考えて演じました。(最終回は)いろいろなものを背負って立ち向かう結衣の姿に注目してほしい。弱い姿ばかりだった彼女に覚悟が生まれ、成長したところを見てほしいです」。放送開始から約2か月、日に日に出演の実感は増していった。「友達が『見たよ』って連絡をくれたり、お母さんが『おばあちゃん、喜んでいたよ』と教えてくれたりしました。それを聞いたら、急に緊張し始めちゃって(笑)。毎週、放送日が近づくと、ソワソワとしていました」
初めてのドラマの現場だったが、共演シーンの多かった高橋、母親役の真飛聖のおかげで自然体で取り組むことができた。「撮影初日は圧倒されて緊張したけど、お二人がカメラが回っていない時から明るくフランクに接してくださり、家族の雰囲気を作ってくださった。そのおかげで結衣としていられたし、リラックスして臨めました」と共演者や監督、プロデューサーらの環境作りに感謝した。
蒼戸は幼少期から映画をよく見る家庭で育った。
米ハワイ生まれ。「虹子」は、人を幸せにする象徴の「虹」のような人になってほしい―という親の願いから名付けられた。3歳から東京で生活し、現在の事務所には知人の紹介で所属。モデルとして活動後、RADWIMPS「正解」のミュージックビデオに出演を契機に、本格的に役者の道に進んだ。
12月26日に初出演映画「白の花実」(坂本悠花里監督)の公開を控える新星は「感情を揺さぶるお芝居ができる役者さんになりたい」。ひたむきな演技で大きな虹を架ける。(加茂 伸太郎)
◆蒼戸 虹子(あおと・にこ)2009年1月31日、米ハワイ生まれ。東京育ち。16歳。