脚本家の三谷幸喜氏が30日、司会を務めるTBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜・午後10時)に生出演。自身も書き続ける「物語」のテーマについて持論を展開する一幕があった。

 この日の番組冒頭、ともに司会を務める安住紳一郎アナウンサーが「夏休みももう少し。読書感想文がまだという人に朗報です。脚本家の三谷幸喜さんからアドバイスがあります。(以前、同じテーマで)三谷さんはあらすじを書かないことと、どう気持ちが変わったかをテーマにして書くといいよと言いましたよね」と話を振ると「その時は自分がどう変わったかを書けばいいと言いました」と答えた三谷氏。

 「それを言った時によく言われたのが、それは文章力がある人の言葉だと。文章力がない人は何も書くことがないんだ。だから、あらすじを書くんだと怒られたことがあります」と振り返ると「今日は、そういう人のためにあらすじの書き方を」と宣言した。

 「あらすじと言ってもストーリーを全部書くと大変じゃないですか。そういう時、どう取捨選択するかというと、その小説のテーマが何かを考えれば、そのテーマに沿ったストーリーをあらすじの中から紡ぎ出していけばいいわけです」と説明すると「その時にテーマは何か、どうやって見つけるかをお伝えしたい」と続け、「すごいことを今から言います」と口に。

 「この世の中にある物語の9割は同じテーマなんです。僕は4文字で表現したいと思います」と言い切ると「自分探し」と書かれたフリップを披露。「自分探し! これ以外のテーマはないと言ってもいいぐらいです。

どんな物語も最終的には自分探しなんです」ときっぱり。

 「主人公が変わっていく。変化していく。桃太郎だってそうですよ。桃から生まれて自分探しをしていくんです。何か例を挙げて見てくださいよ」と続けたところで安住アナが「鬼滅(の刃)」と言うと、「(竈門)炭治郎が自分探しをしていくんですよ」と即答した三谷氏。

 「ルパン3世だって自分探しですよ、ルパン3世の。探し求めてるんです」と、さらに言い切ると「と思うと、今、読んでる小説のテーマも自分探しだと思えば、そこから逆算して、この自分探しはどういう物語になってるんだろうって考えていけば、大体分かる感じになっていくと思いますけどね」と結論づけていた。

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