毎夏恒例の日本テレビ系チャリティー番組「24時間テレビ48―愛は地球を救う―」でチャリティーマラソンランナーを務めるSUPER EIGHT・横山裕が31日、総走行距離105キロを完走し、東京・両国国技館でゴールテープを切った。

 酷暑に打ち勝ち、横山が24時間の熱い走りを終えた。

残り1キロを切ったところで、表情がゆがみ、涙が止まらない。顔は真っ赤。鼻をすすりながら国技館へ。入り口で待ち受けているSUPER EIGHTのメンバーの姿を見つけると、さらに涙があふれた。メンバーに背中を押されながら場内へ。握手を交わして一歩一歩かみしめるように壇上へ。高々と両手を掲げ笑顔でゴールした。

 横山は涙ながらに「みなさんのおかげで完走することができました、ありがとうございます」と感謝。天国の母への思いを尋ねられると「いらんタスキかけよってって何度も思いましたけど、こうやって完走できて感謝しています」と素直な胸中を明かし「おかん、俺やったぞ!」と天国に呼びかけた。

 30日のスタート直後は快調な走りを見せていたが、日が変わった31日の道中は足を引きずるようなしぐさも見られた。それでも「ザ!鉄腕!DASH!」で共演する城島茂、SixTONES・森本慎太郎が差し入れを持って訪問。レギュラーを務める「ヒルナンデス!」チームは出演者によるバンドで歌声を届けると、横山は「すごいグッときました」と感極まった表情をみせた。

横山を慕う後輩アイドルによる「横山会」のメンバーも激励に訪れた。

 今年のチャリティーマラソンは目的別の「マラソン子ども支援募金」とし、全国の支援を必要とする子どもたちのために寄付金の全額が使われる。3兄弟の長男として生まれた横山は幼少期、シングルマザーの母を手伝うため中学校卒業後に建設会社に就職。母が病気で働けなくなり、弟は過去に児童養護施設に預けられた経験もある。母が他界したあとも一家の大黒柱として弟の学費や生活費を工面してきた横山は、愛する家族のため、そして未来の子どもたちのために力走を続けた。

 日中は35度を超える暑さ。それでも弱音を吐くことなく、前だけを見つめて足を止めない横山の姿に共感するように、多くの募金も集まった。午後4時40分ごろには、昨年のランナー・やす子が「マラソン児童養護施設募金」が生放送中に集めた4億3801万4800円(完走時)を早くも上回り、午後7時50分ごろには5億円を突破した。放送終了時点で7億40万8600円にまで数字を伸ばした。

 過酷な105キロの道中に浮かんだのは最愛の母の笑顔。天国の母に完走を届け、最高の親孝行を果たした。

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