芸能事務所「エイベックス」が主催する音楽イベント「a―nation」が31日、東京・味の素スタジアムで最終日を迎えた。前日に続いてこの日も16組のアーティストが名を連ね、集まった4万人を盛り上げた。

 夏の夜空の下で、パワフルな歌声を響かせた。約8時間にわたって続いたステージで、大トリを務めたのは浜崎あゆみ。「このステージが皆さんの明日からの生きていく力になりますように」。総勢85人のダンサー、楽器隊を背に「M」「BLUE BIRD」などメドレー含む11曲を歌い上げ、エモーショナルな空間を醸し出した。

 今回の衣装はゴールド一色。観客が手にしていたライトにも負けない輝きを放ち、華々しい姿を見せつけた。「July 1st」では花火が打ち上がるなど、終始ド派手な演出で自身20回目の出演を飾った。

 今年も色とりどりのラインアップとなった。初出演の女性6人組アイドルグループ「超ときめき♡宣伝部」は、暑さが最上級に達していた昼間に登場。坂井仁香は「出演できてとてもうれしいです。皆さんにときめいてもらえるように頑張ります」と声を弾ませ、ヒット曲「最上級にかわいいの!」「超最強」など全5曲で和やかな雰囲気に包み込んだ。

 さらに、7度目の出演となったGENERATIONSはハイテンポな7曲で観客を魅了。

「Choo Choo TRAIN」では「ナインティナイン」の岡村隆史がサプライズ登場し、6人のメンバーとキレキレなダンスを見せると「楽しかったです。良い思い出ができました」としみじみ客席を見渡した。

 最後は浜崎の他、TRFやDa―iCEら9組がステージに集結し、「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント」を大合唱。リズムに合わせて観客と一緒に手を振りながら、記録的な酷暑だった2025年の夏を締めくくった。

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