◆ルヴァン杯 ▽準々決勝第1戦 横浜FM1―4柏(3日・日産スタジアム)

 柏はアウェーで横浜FMと対戦し、4―1で勝利した。第2戦は7日にホームで戦う。

前半18分にDFジエゴが先制弾を沈めると、後半8分にFW瀬川祐輔がPKを決めて2点リード。さらに、後半25分とアディショナルタイムにはFW垣田裕暉がそれぞれ決めて突き放した。準優勝した2020年以来5年ぶりの4強入りへ大きく前進した。

 結果こそ3点リードで終えたが、マンツーマンで守ってくる相手に対して苦戦する時間帯もあった。シュート本数も17本打たれており、リカルド・ロドリゲス監督は「決して簡単な試合ではありませんでした。マリノスさんも我々を分析し、我々が攻撃しづらい形で守備をしてきました」と振り返る。その中で、数少ないチャンスをことごとくものにした。指揮官は「決して多くチャンスは作れていなかったが、チームが決定力の高さを表現してくれた」とたたえると、「4―1で終えたことが勝ち上がるのを決定づけたとは決して思わないが、3―1で終わるのとは大きな差がある」と終盤でのたたみかけを評価した。

 8月31日の福岡戦(2〇1)から中2日で臨んだこともあり、選手には疲労が目立つ場面もあった。これまで指揮官は中2日の際には6~7人ほど先発を入れ替えてきたが、この日の変更は4人のみだった。指揮官は「今日の試合にしっかり勝って、日曜日に備えるためのより良いメンバーを選考した。中2日とはいえ、(選手も)いいコンディションを維持していた」と意図を説明すると「中2日で複数の選手はいつもあるフレッシュさ、プレーのきれがなかったのはある。

それにも関わらず、彼らだけでなく、他の選手も含めて、こういう難しいカレンダーの中でも表現することができたのはチームが成熟した証」とうなずいた。

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