◆サッカー◇高円宮杯Uー18プリンスリーグ東海 第10節 富士市立1-0浜松開誠館(6日・富士市立高グラウンド)

 リーグ後半戦がスタートし、富士市立が県総体の王者・浜松開誠館を1―0で破った。前半37分にMF竹内悠二(3年)が「今季リーグ戦初ゴールです」というミドルシュートを決めて先制。

後半は押し込まれたが、一丸で守り切った。

 コンディションは良くなかった。3年生は今月2日から2日間の日程で富士山へ登山。2年生も3日間のキャンプがあり、試合前日の5日は台風直撃で全体練習は中止。後半には足をつる選手が続出した。

 それでも1点を守り抜いた。「プリンスは初出場で緊張した」というGK山本潤人(2年)が、試合開始早々に打たれたミドルを横っ跳びでセーブ。後半のピンチも次々と止めた。

 この試合に懸けていた。リーグ戦は開幕から6試合白星がなく、5月の県総体も3回戦で浜松南に1―2でまさかの敗北。夏休みには「リーグ再開戦で開誠館に勝つ」と練習に打ち込んできた。そして、その言葉通りに県王者を倒した。

山本は「みんなが死ぬ気でやってくれた」と喜んだ。

 今季リーグ戦初の2連勝を飾り、次節・13日は藤枝東とぶつかる。「これから波に乗っていける」と竹内。白星を伸ばして台風の目になる。(里見 祐司)

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