◇国際親善試合 メキシコ代表―日本代表(6日・米カリフォルニア州オークランド)
【オークランド(米カリフォルニア州)6日=金川誉】日本代表は、スコアレスで試合を折り返した。約2年ぶりにアジア以外との対戦で、FIFAランキングでは日本の17位に対し、13位と格上。
日本は高い位置から効果的にプレッシングをかけて、ペースを握った。立ち上がりから相手陣内でプレーする時間を多く作ると、4分にはMF久保建英が左足でチーム最初のシュート。枠の外に外れたが、奪ってショートカウンターという形からチャンスを演出し、相手に思うようなサッカーを展開する時間を作らせなかった。
15分にはロングパスに抜け出したMF堂安律がダイレクトで左足を合わせるが、ゴールを捉えることはできず。28分にもMF南野拓実が同様に相手DFの背後へ抜け出すも、先制点を奪うことはできなかった。
守備ではペナルティーエリア付近に進入される場面には、瀬古歩夢、板倉滉、渡辺剛のDF3人らを中心に対処。主将のMF遠藤航も要所で奪いきる安定感を見せるなど、数少ないピンチも危なげなく処理した。リードするまではいかなかったが、内容ではメキシコを上回った前半だった。