◇国際親善試合 メキシコ代表0―0日本代表(6日・米カリフォルニア州オークランド)
【オークランド(米カリフォルニア州)6日=金川誉】日本代表が、約2年ぶりとなるアジア勢以外との対戦となったメキシコ代表との試合を0ー0で引き分けた。日本は前半4分にMF久保が左足でシュートを狙うなど、前半からペースをつかんだ。
後半8分、久保の右クロスを南野が右足ボレーで合わせるも、ゴール枠の上を超えた。後半24分には、伊東を右ウィングバックに、前田を左ウィングバックに投入。後半36分にはFW町野、上田を2トップにして攻め、試合終了間際には上田の抜け出しからメキシコDFを一発退場に追い込んだが、得点はならなかった。
森保監督は試合後、中継インタビューで「局面、局面のデュエル、球際の戦いでは、優位に立っていたところがあったと思います。そこからチャンスもつくれていましたが、最後決めきるところで、シュートの本数をもっと増やさないといけないなというところが出たかなと思います」と振り返った。
FIFAランキング17位の日本は、13位のメキシコに“アウェー”の雰囲気の中、引き分け。チャンスも多くつくった。指揮官は「今日の相手はこれまでと違って、強度も上がって、スピードも上がった中、さらに守備の強度を上げながら、しっかり攻撃のクオリティーをもっと上げて、最後ほんのちょっとのシュートチャンスも逃さないというところを、チームとして高めていきたい」と前を向いた。
次戦、米国戦(9日)に向け「今日の試合(メキシコ戦)はこれまでと違った強度の高い戦いができて、非常にチームとしても良い強化試合ができたかなと。米国戦に向けても、またチームで良い準備をして、我々がアグレッシブにチャレンジできるようにしていきたい」と見据えた。