◇国際親善試合 メキシコ代表0―0日本代表(6日・米カリフォルニア州オークランド)

 【オークランド(米カリフォルニア州)6日=金川誉】日本代表、約2年ぶりとなったアジア勢以外との試合は、引き分けに終わった。

 日本が立ち上がりから高い位置でのプレッシングを軸にペースを握った。

ショートカウンターからゴールに迫るシーンや、ロングボールにウィングバックの選手が抜け出す場面もあったがゴールにはつながらず。後半終了間際には、FW上田綺世が相手GKと1対1を迎える場面でメキシコDFモンテスが足を出して阻止し、VARのオンフィールドレビューの末に一発退場になった場面もあった。最後まで攻め続けたが、先制点は生まれなかった。守備ではGK鈴木彩艶がヘディングシュートに好セーブを見せるなど、無失点で終えた。

 試合後、主将のMF遠藤航は「一定、評価できると思います。90分を通して自分たちからアクションを起こしてプレッシャーをかけ続けたいというところでやっていた。決めきれれば理想の展開だったと思いますけど、相手もかなりインテンシティー高くやってきた中で、自分たちも負けずにしっかり押し込む展開だったり、最後チャンスを作れるシーンは作れた」とコメント。FIFAランキングでは日本の17位に対して13位と格上にあたる相手に対して、流れを渡さず「前向きにやっていくというところが自分たちの目指しているサッカー」を体現。10日のアメリカ戦に向けては「今日みたいな試合を見せて、点を取って勝てるように」と締めくくった。

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