◇国際親善試合 メキシコ代表0―0日本代表(6日・米カリフォルニア州オークランド)
【オークランド(米カリフォルニア州)6日=金川誉】FIFAランク17位の日本は、同13位のメキシコと0―0で引き分けた。約2年ぶりにアジア勢以外との対戦となり、内容面では手応えをつかんだが、ゴールを奪うことはできなかった。
森保一監督の試合後の主な一問一答は以下の通り。
―手応えと悔しさがあると思う。アジアの戦いでやってきたことを出せていたが、どこが良かったか。一方でW杯で高い目標を掲げている中で勝ちきれなかったところの受け止めは。
「試合全体的には勝てた内容だったと思うが、局面局面での戦いという部分では選手個々がよく頑張ってくれて、勝利していてもおかしくない内容だったと思う。守備から攻撃と、相手の強固な守備に対し、もっとクオリティーを上げてシュートの本数を増やす、ゴールネットを揺らせるように、さらにチーム力を上げていかないといけない。勝てなくて、もちろん、悔しさもあるが、今日またこうやって世界トップ基準の試合ができて、これからW杯を迎えるということを感じられた部分では非常に楽しみな部分が多かった試合かなと思う」
―シュートの本数を増やしたいというところで、攻撃の厚みを増やしたかったと思うが、その狙いは。
「勝利を目指して戦うという部分で、攻撃の厚みをさらにもって試合を優位に進めたい、得点を奪いたいという狙い(があった)。2トップという戦いはこれまでもアジア予選であったりというところでは短い時間やってきたが、より我々の選択肢を増やしていけるように今日の試合の中でも試したところがある」
―今日のメキシコに驚きは。
「大きな驚きはありませんでしたが、(メキシコ監督の)アギーレさんがやはり非常に堅く、そして規律をもってチームをオーガナイズして勝利の確率を上げるという素晴らしい戦いをするチームだと思った。アギーレさんのチーム作りが素晴らしいと感じた」
―次戦・米国戦への声かけは。
「勝てなかったのは残念なことではあるが、選手たちがオークランドにきて、日々集中したいいトレーニングをしてくれて、今日の試合に挑んでくれた。
―日本はこの1週間オークランドで過ごした。過ごしてみての環境。コロシアムでの感想は。
「まずはオークランドでこの1週間、準備させていただき、非常にいい街だなと思っている。我々スタッフは日本から来て、まだまだ日本は暑く湿度もあるところから涼しい環境で非常に快適に過ごせた。ホテルの方、大学の方も含めて施設を使わせていただいた、対応してくださった方がいい人ばかりで、人も、気候もすてきな街と感じている。いい準備ができたので今日勝ちたかったところだが、自分たちがここからレベルアップできるように今日の試合を生かしていきたい」